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小児科

一般診療

感染症やアレルギー疾患をはじめ、発熱、発疹、セキ、ハナ、下痢・嘔吐、腹痛・頭痛・咽頭通、便秘、夜尿症など様々な症状に対応いたします。

予防接種

(定期接種)

  • ◎ ヒブ 2カ月児より
  • ◎ 肺炎球菌 2カ月児より
  • ◎ B型肝炎 2カ月児より
  • ◎ 4種混合 2カ月児より
  • ◎ ロタウィルス 2カ月児より
  • ◎ 麻疹・風疹(MR) 1歳児より
  • ◎ 水痘 1歳児より
  • ◎ 日本脳炎 6カ月児より(3歳よりが現在標準的)
  • ◎ 2種混合 11歳より
  • ◎ 子宮頸がんワクチン 小学校6年生より

(任意接種)

  • ◎ おたふく風邪 1歳児より

一般診療

◎風邪一般

子供の病気の中でも一番多いのが風邪です。鼻や喉に感染がおこり炎症を起こします。症状は、咳、鼻水、鼻づまり、のどの痛みや発熱などで、原因の9割以上がウイルスによるものです。しっかり治さないとその後、気管支炎や肺炎に進行する場合もありますので、受診の時期を見極めてください。

◎腹痛

子供が訴える痛みで一番多いのが腹痛です。
腹痛は比較的軽症の急性胃腸炎や便秘症から、重篤で緊急の対応が必要な病気(急性虫垂炎や腹膜炎、腸閉そく等)まで、さまざまな原因で起こります。
2歳以下の乳幼児は、はっきりとした腹痛を訴えることができず、ただ機嫌が悪く泣いている場合もあります。
便秘は病気としては軽症ですが激しい痛みを伴う場合もあり、重症度と痛みの程度が一致しません。嘔吐や下痢といった他の症状の経過観察が必要になります。
受診される場合は、これらの症状を医師にお伝えください。

◎下痢

便の状態を観察してください。少し柔らかい程度の下痢か、水のように流れるのか、血液や粘液は混じっていないか、腐敗したような臭いはないか、白っぽくないかなどを確かめましょう。
血便、粘血便(粘液の混じった血便)、白色便、食物が全く消化されていない便などは、医師に見せてください。また、機嫌はどうか嘔吐はないか、などもお知らせください。
下痢が続くと栄養や体力の不足が心配でと、何とか食べさせようとするケースも見受けられますが、胃腸も炎症で弱っているので、食事は治りを遅くしてしまいます。
水分だけを少量ずつ上手にとらせて、身体も胃腸も休息させてあげてください。

◎嘔吐

嘔吐は、胃腸の消化する能力がおちて、食べたり飲んだりした物を拒絶して起こる反射です。
吐いたあと、少しずつ水分をとらせてみて、あまり苦しそうでなければ心配はないですが、嘔吐と共に顔色不良となりぐったりする、火がついたように激しく泣く、血便等が見られるときは腸重積症など重い病気のおそれがありますので、できるだけ早く医療機関にかかりましょう。
また、脱水症状にも注意が必要です。ただし吐き気がおさまるまでは何も与えません。吐いて2時間ほどは何も与えず様子をみます。
その後吐き気がおさまって水分を欲しがるようなら、水や薄めたお茶などを少量ずつゆっくり与えてください。
食事は、様子を見ながらうどんやおかゆなどの炭水化物から少量ずつ与え始めるのが良いでしょう。

◎発熱

子供が熱を出すと心配ですね。子供はまだ体温調整機能が未発達で、小学校に入るくらいまではよく熱をだしがちです。
発熱は感染症から身体を守ろうとするからだの防御反応のひとつなので、解熱剤で熱を下げても病気自体が治ったわけではありません。
熱の高さと病気の重症度は比例しませんし、無理に解熱させることなく経過を観察する方が良い場合もあります。
また、微熱であっても長く続いて、思いがけない疾患である場合もありますので、慌てず冷静に受診してください。

◎手足口病

ウィルス性の夏風邪の一種。手・足・口の中に水疱ができるのが特徴で、生後6カ月くらいから4~5才頃までの乳児に多い病気です。
せきや唾液からの飛沫感染や、便から排出されたウィルスからうつったりします。
潜伏期間は3~5日くらいで、手のひら、足の裏、口の中の、周辺が赤くて中が白い米粒大の水疱が典型的です。足の甲やおしりにできる場合もあります。痛みやかゆみは少なく、熱は出ても37~38度くらいで1~2日で下がります。ときに下痢や嘔吐を伴うこともあります。

◎ヘルプアンギーナ

ウィルス性の夏風邪です。水疱ができる、発熱があるなど手足口病と似ていますが、手や足に発疹は出ません。また、突然39~40度の高熱が出ます。

◎水ぼうそう

水痘帯状疱疹ウィルスが原因で、空気感染・飛沫感染・接触感染のいずれでも感染します。水ぼうそうはいたるところに発疹が出ますが、その数や程度は様々です。
初めは虫刺されに似た小さな発疹で、一気に周囲に広がり始め、発疹自体が赤い水ぶくれにかわるのが特徴です。この水疱は1週間~10日程度でかさぶたになり、徐々に剥がれて元の肌に戻ります。水疱をかきむしってしまったら痕が残りますので注意しましょう。予防接種で予防できます。

◎おたふくかぜ

耳下腺や顎下腺が腫れておたふくのお面のようになるので名付けられました。正式には流行性耳下腺炎といいます。
咳・鼻水、発熱、耳の前下の唾液腺・耳下腺・下あごの唾液腺・顎下腺の腫脹などが症状です。左右ともに腫れることが多く、1週間くらいで引きます。
予防接種で予防できます。

◎とびひ

とびひは、虫刺されや湿疹、小さな擦り傷や切り傷を掻いて細菌が感染すると発症します。かきむしった手を介して全身に広がるだけでなく、他人にもうつる病気です。
水ぶくれ(水泡)があっという間に広がる様子が、火事の火の粉が飛び散るようだと「とびひ」とよばれています。
触ったり掻いたりしないようにして速やかに受診してください。細菌感染を治療しないと治りません。

◎水いぼ

ポックスウィルスの感染症で、プールでの接触感染が大きな原因です。自然消退もありますが、逆に増えたり人にうつす可能性があるため、幼稚園保育園・水泳教室で取るようにと指導されます。治療は麻酔のテープを水いぼに貼り、40分以上置いて麻酔が浸透してから水いぼ専用の滅菌ピンセットで一つずつ取ります。増えて困る前の早めの受診が大切です。

◎アトピー性皮膚炎

角質層の薄い乳幼児期には湿疹や皮膚炎が起こりやすく悪化しやすいです。アトピー性皮膚炎ではなく、乾燥による乳幼児湿疹であることがほとんどですが、皮膚病変は診察しないと病期も程度も判断できませんし、治療も異なってきますので、早めに受診してください。